
働き方改革!雇用形態ごとのメリット・デメリット
転職を考え始めると、さまざまな求人情報を目にすることになります。求人情報には、応募する企業を決めるうえで大事な判断軸となる情報がたくさん掲載されていますが、その中でも重要視される1つが『雇用形態』です。たとえば、正社員と契約社員とでは、大きな違いがあります。入社後に後悔しないためにもしっかり違いを理解しておきましょう。
雇用形態別、メリット・デメリット
雇用形態とは、従業員と会社とが結ぶ雇用契約の分類を指します。一般的に、正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトに分類されます。それぞれのメリト・デメリットを確認してみましょう。

正社員
一般的に、企業の業態のなかで中心となって働き、安定的な処遇を受けている従業員になります。
メリット | ・長期雇用を前提としている雇用形態です。 ・多くの場合、社会保険は完備されており、賞与や交通費などが支給され、各種福利厚生が適応されます。 |
デメリット | ・キャリア形成のために転勤を含む人事異動の対象となる場合が多くあります。 ・三六協定(労働基準法第36条)の範囲内で、残業が求められる場合もあります。 |
契約社員
企業と直接雇用期間を契約し、勤務時間・賃金等を個別に決定される雇用形態です。
メリット | ・社会保険は完備されており、賞与や交通費が支給されるなど、福利厚生面は正社員と同等の場合も多くあります。 ・専門的な能力が求められる職種や、業務に繁閑のある職種などに多い雇用形態です。 |
デメリット | ・雇用期間には上限があり、原則として3年を超える契約はできません。 ・雇用期間が終了すれば、自動的に退職となります(双方の合意が得られれば再契約を行なうこともできます)。 |
派遣社員
一般的には人材派遣会社と雇用契約を結び、人材派遣会社が派遣契約を結んでいる企業で勤務する雇用形態のことです。
メリット | ・人材派遣会社に職種や勤務地、期間などを希望を伝え、それらに合った仕事を紹介してもらいます(希望業務以外は拒否可)。 ・人材派遣会社の福利厚生を利用できます (勤務している期間のみ) |
デメリット | ・賞与がありません。 ・就労が不安定になる傾向があります。 |
パート・アルバイト
短期間・短時間で臨時的、もしくは補助的に勤務する雇用形態です。パートとアルバイトの両者に違いはありません。
メリット | ・原則、社会保険や交通費支給の恩恵を受けることができます。 ・勤務時間や日数の希望が通りやすいので、自身のライフスタイルに合わせた働き方ができます。 |
デメリット | ・勤務日数によって社会保険等、適用されない場合もあります。 ・賞与は支給されない場合が多いです。 |
自身の求める働き方に適した雇用形態はどれなのかを見極め、希望する形での就労ができるよう、慎重に検討してみてください。
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