土木と建築はどう違う?

土木と建築の違いは?仕事内容と資格を知って就職活動に活かそう!

「土木と建築の違いってなんだろう?」
「それぞれの仕事内容を知りたい」
「役に立つ資格はあるのかな?」
「でもいまさら聞くのは恥ずかしい」

土木と建築はどちらも、ものづくりという点で共通しています。
しかし、具体的にはどういう違いがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、土木と建築の違いや仕事内容、資格はどういったものがあるのかを解説していきます。

この記事を最後まで読めば、就職や転職に役立つ可能性があります。
建設、土木、建築の違いや、資格の取りやすさまで解説しますので、ぜひご覧ください。

土木と建築の違いを知ろう!

高いところから工事現場を見降ろす

土木と建築は密接な関係にあります。

具体的にどんな違いがあるのか、どんな関係性があるのでしょうか。
さっそく見ていきましょう!

土木とは?

土木とは、建物以外の構造物を作ることです。
具体的には、道路、橋、河川、ダム、トンネル、鉄道などの構造物を基礎部分から作ることを言います。
上記のような、人が安全・快適に生活するために必要な構造物を作ることが目的です。

建築とは?

建築とは、建物を土台から作りあげることです。
建物とは、ビル、マンション、住宅、工場、飲食店などのことを指します。
これら建物は、建築物とも言われています。

整備した土地の上に、基礎から建物を築き上げていきます。
つまり、人が住んだり、買い物をしたり、働いたりする建物を作るのが建築です。

実は建設って言うこともある?

先ほど、建物以外を作るのが土木、建物を作るのが建築とお伝えしました。
ですが、土木と建築は「建設」と言われることもあります。
建設というのは、建物、施設、道路などを作ることを指すからです。

求人サイトでよく、〇〇建設の仕事内容が、会社によって土木だったり建築だったりするのを見かけますよね。
あれは、建設の中に土木と建築が含まれているからなんですね。
土木と建築を総称したものが、「建設」というように覚えておくと分かりやすいでしょう

土木と建築、仕事内容はどう違う?

工事現場と作業員の写真

土木と建築は仕事内容にどんな違いがあるのでしょうか。
それぞれ見ていきましょう!

土木のお仕事内容

土木の仕事内容は、道路、橋、河川、ダム、トンネル、鉄道などの設計、施工、管理です。
土木工事の現場で働く人のことを「土木作業員」と呼び、木材、鉄材、石材、コンクリートなどを使って施工します。

具体的には、設計、資材の運搬、土地の掘削、測量、施工など幅広く作業に関わります。
土木設計技術者が、土地の調査から設計まで行います。

現場で実際に施工をするのは、各分野のプロである職人です。
管理面での仕事内容は、安全管理、品質管理、作業工程の管理、コスト管理などです。

これら管理業務は、安全かつ工期に収まるように作業を進めるためには必要不可欠で、「施工管理技士」が職務にあたります。

建築のお仕事内容

建築の仕事内容は、建物の設計、施工、管理です。

木材、鉄骨、石材、コンクリートなどの材料を使い、建物を構築していきます。
建築現場では、大工、鉄筋工、とび、内装工など様々な分野の職人が作業を行います。

設計は建築士が行い、現場で設計書どおりに各分野の職人が作り上げます。
土木と同じく「施工管理技士」が、安全、品質、工程などの管理業務を行います。

土木と建築の資格はどんなものがある?どんな資格がある?

勉強をしている写真

ものづくりという点では同じ土木と建築ですが、いったいどんな資格があるのでしょうか。
資格の種類、取りやすさを知って就職に役立てましょう。

ここでは代表的な資格をいくつか紹介します。

土木の資格、取りやすさ

土木施工管理技士

トンネルやダム、橋梁、河川などの土木工事の現場で管理・監督能力を行うための、国家資格で、1級と2級があります。

施工計画の作成、工程管理、品質管理、安全管理業務を行うために必要です。
土木施工管理技士を募集している建設会社は非常に多いです。
土木施工管理技士は、様々な土木系資格の受験資格になっていることもあり、土木に携わるなら、まず取っておきたい資格と言えます。

合格率は、
2級土木施工管理技士の2016年〜2020年の平均合格率は、61.8%。
1級土木施工管理技士の2016年〜2020年の平均合格率は、58.5%。
約半数以上が合格していますね。

1級を取得すれば、一定規模以上の土木工事現場に置かなくてはならない「専任技術者」「監理技術者」となることができます。

技術士・技術士補技術士

科学分野の知識と技術を持つ人材であることを示す国家資格です。
21の部門に別れています。

1次試験合格で技術士補、2次試験合格で技術士になれます。
技術士補は、技術士を補助する人と考えて良いでしょう。

技術士を取れば、建設コンサルタントや官公庁への就職、技術士として独立することが可能です。
合格率は、
技術士補(建設部門)2015年〜2020年の平均合格率:46.2%。
技術士(建設部門)2015年〜2020年の平均合格率:10.7%

技術士補は比較的取りやすいですが、技術士はより高度な知識が求められるため、合格率がグンと落ちています。

測量士・測量士補測量士・測量士補

測量に関する高い技術と知識、技量を認定する国家資格です。
土木、建築の両方で活躍できる資格です。

測量士が計画を立て、測量士補が現場で測量を行います。
合格率は、
測量士、2019年〜2021の平均合格率:13.5%
測量士補、2019年〜2021の平均合格率:33.6%
測量士補でも33%台なので、やや取りづらいと言えますね。

測量士・測量士補についての詳しい記事はこちらをご覧ください。
測量士・測量士補になる方法【仕事内容、年収、就職先は?】

コンクリート診断士

コンクリート診断士とは、住宅、高層ビル、河川などの建設で使われるコンクリートの点検業務を行うために必要な知識を持つ者です。

コンクリート構造物の診断、維持管理、劣化具合を調べ、どのような対策を施すのかを指示するのが役割です。
設計事務所や建設コンサルタント会社の就職に有利になります。

2016年〜2020年の平均合格率は15.3%です。
高難度試験であることが分かりますね。

またコンクリート診断士は、コンクリートに関する幅広い知識を持つ「コンクリート技士」、「コンクリート主任技士」の受験資格にもなっています。

コンクリート技士、コンクリート主任技士についての詳しい記事はこちらをご覧ください。
コンクリート技士、コンクリート診断士とは?就職先と資格の難易度

建築の資格、取りやすさ

建築士

住宅から、ビルやマンションなどの建物まで、様々な建築物の設計・監理をするために必要になる資格です。
1級と2級、木造建築士があります。

それぞれの違いは建物の規模と構造にあります。
木造建築士は、小規模な木造建築物の設計や監理を行えます。
2級建築士は、小規模な建築物の設計や監理が可能です。
木造住宅なら3階までになります。

1級建築士は、建物や構造の制限はありません。
すべての規模の建物において設計や管理が可能です。
1級建築士は国家資格になり、取得すれば就職や転職に非常に有利になります。

木造建築士、2017年〜2021年の平均合格率:36%2級建築士、
2017年〜2021年の平均合格率:24.4%
1級建築士、2016年〜2020年の平均合格率:11.6%
このように、半数に満たない合格率です。
特に1級は高難易度と言えるでしょう。

建築CAD検定

建築用図面を、CADシステムを使って描く技量を認定する民間の試験です。
CADオペレーターとして、建築工事の設計に関わることができます。
とはいえ、製図を行うのは建築士です。

CADオペレーターは主に、図面の用意や調整、修正を行います。
簡単に言うと、建築士のお手伝い、補助ですね。

3級、2級、准1級があります。
4級もありますが、高校生しか受けられないためここでは割愛します。

合格率は、
3級、2018年〜2020年の平均合格率:67.9%
2級、2016年〜2020年の平均合格率:57.4%
准1級、2018年〜2020年の平均合格率:9.6%

3級、2級は高い合格率ですが、准1級になると大幅に難易度が上がるようです。
また、建築CADとは言いますが、CAD操作の面で考えれば土木工事の設計にも有効な資格です。
そのため、建築事務所や建設会社、測量会社など幅広く活躍できる資格でもあります。

CADオペレーターに関することは、こちらの記事で解説しています。
CADオペレーターとは?仕事内容や必要スキル、未経験からの転職に向いてる人

土木と建築の違いを知って面接に役立てよう!

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今回は、土木と建築の違いと仕事内容、資格をお伝えしました。

土木と建築の違いを知ることは、就職や転職にも有利になります。
面接で突っ込まれても、慌てないで済みますので覚えておきましょう。
土木や建設関係の仕事に就きたい方にとって、参考になれば幸いです。

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